社長の10か条・スタッフへの思い・研修・映画“おくりびと”鑑賞

社長の10か条

  • 社長の10か条

    介護業界は、給料が安いから、離職率が高い。〟というのが、この業界の定説になっているようですが、
    では、単に給与水準が他業種並みになれば、介護業界の離職率は下がるのでしょうか?
    答えはNOです。
    介護福祉事業に新規参入してから、今年で9年目を迎えました。
    この間、私なりに感じたことを、まとめてみました。

社長よりスタッフへの思い

平成17年2月に、ケアリゾートの介護福祉事業がスタートして、七年が経ちました。
離職率の高い業界と言われていますが、職員を確保することについてのご苦労や、スタッフへの想いなどを
聞かせてください。
そうですね。
施設の建物や、食事の質にこだわったり、利用料金を地域にあったものに設定することは、なんとか実現できました。
ですが、一番大切なことは、その施設で働くスタッフが、生き生きと仕事をしていることなんですね。
これを、実現、継続するのは、並大抵の事ではありませんでした。
給与、勤務時間や休日、労働環境、人間関係に至るまで、そのどれもスタッフにとって満足の
いくものでなければ、職員は、会社に居ついてくれませんからね。(笑)

オープンから一年間は、本当によく人が辞めていきました。

当時は、社員の基本給が、13万円で、その中に4回の夜勤を含む、というものでした。
夜勤手当がつくのは、5回目以降で、それも一回につき、たった千円だったんです。
月6回の夜勤をしても、給与は13万2千円でした。
これでは、職員が辞めてしまうのも無理のない話です。

オープン当初は、介護の未経験者も多く、9人のグループホームに夜勤者2名、12人の特定施設にも、
夜勤者2名を配置していました。 
安全性を確保するためとはいえ、これでは、経営は成り立ちません。

夜勤者を徐々に各1名にし、夜勤手当を一回目から、千円、二千円と、上げていき、ようやく一回目の夜勤から手当が5千円ついて、基本給を14万円にできたのは、オープンから1年4ヶ月後でしたね。 

その間、5名のスタッフが、一ヶ月の間に次々と辞めてしまったこともありました。

その時は、残ったスタッフが、月7~8回の夜勤をこなしてくれ、2週間の連続勤務に耐えて、支えてくれたんです。 

資格者が辞めてしまって困った事もあります。デイサービスでも、なじみのスタッフが辞めてしまい、
利用者さんに「あの人はどうしたの?別の子も辞めちゃったの?どうなってるの?」と聞かれ、なにも言えず、
目に涙を浮かべていたスタッフの顔は、今も忘れられません。

外から見れば、順風満帆にみえていたでしょう、うちの会社も、スタートから一年は、ほんとうに大変でした。

当時、苦労をかけたスタッフには、今も頭が上がらないですね。(笑)
女性は、自分の子供を産むことができますよね。男性には、どう頑張ったって、無理な話です。

私は、〝法人〟というのは、男が産みおとすことのできる、唯一のものだと思っています。
この、かけがえのない存在を、支えてくれるのは、今日も現場で忙しく働いているスタッフ達です。
その〝人財〟を、大切に守り、育てていくのが、私の仕事だと考えています。

ケアリゾート 代表取締役社長 松井 隆
ページの上へ戻る